この記事では、「共」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「共」の正しい読み方は「きょう」と「とも」
「共」は、音読みで「きょう」、訓読みで「とも」と読むのが正しい漢字です。
「共」には「共に」「一緒に」という意味があるほか、「共産主義」「共産党」の略語や、複数であることを示す接尾語として使用されることもあります。
「共」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「共」の間違いやすい読み方は「こう」といえるかもしれません。
「共」が構成に含まれる「洪」が「こう」と読むことから、両者を取り違えて読んでしまう可能性もありえます。
また、「く」や「そな(える)」などと読む「供」も「共」と形が類似しているため、混同しないよう注意しましょう。
「共」を使った熟語
ここでは、「共」を用いた熟語の一部を紹介します。
「共感」
「共感」は「きょうかん」と読む熟語で、「他者の主張や意見などに対してその通りだと感じること」を意味します。
「彼女の意見に共感する」や「彼のコメントに共感を覚える」などのように使います。
「共有」
「キョウユウ」と読む「共有」は、「ひとつの物事を二人以上の人間が共同で持つこと」という意味があります。
「情報を共有する」「自転車を共有する」のように用いられています。
「諸共」
「諸共」は「もろとも」と読む言葉で、「行動などを共にすること」を示します。
「あと少しで自宅諸共崩れるところだった」「死なば諸共」のように使います。
現在は「もろとも」のように平仮名で記されることが多い言葉です。
まとめ
「共」の正しい読み方は「きょう」と「とも」になります。
形がよく似た「洪」や「供」と混同して読まないよう注意することがポイントです。
読み方だけでなく、「共」が含まれた熟語についても把握しておきましょう。
ぜひ漢字学習の参考にしてください。