「冒涜」という言葉は何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「冒涜」の正しい読み方と意味について解説します。
「冒涜」の正しい読み方は「ぼうとく」と「ぼうばい」どちら
「冒涜」という言葉の読み方として「ぼうとく」と「ぼうばい」の2つが考えられます。
「ぼうとく」と「ぼうばい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「冒涜」の正しい読み方は「ぼうとく」です。
「冒」は「冒険」【ぼうけん】「感冒」【かんぼう】など「ぼう」と読みます。
「涜」は「汚涜」【おとく】「溝涜」【こうとく】など「とく」と読みます。
漢字の読み方を合わせた「ぼうとく」が「冒涜」の正しい読み方です。
「涜」の読み方は「とく」の他には「どく」「けがれ」などがありますが「ばい」とは読まないので「ぼうばい」という読み方もありません。
「ぼうばい」は「涜」をつくりの部分の読み方である「売」【ばい】と読んでしまったことによる誤読です。
「冒涜」の意味
「冒涜」とは、「清らかなものを汚すこと」を意味する言葉です。
神聖なものや崇高なものなどとても価値の高いものに対してその価値を貶めるような行為を指し、相手を貶める行為を意味する「侮辱」や「蔑み」のうち対象が誰かにとって大切なものである場合が「冒涜」です。
価値基準は人それぞれなのである人にとって大切なものが汚されたと考えれば「冒涜」になります。
「冒涜」の言葉の使い方や使われ方
・『死者を冒涜するような振る舞いを注意する』
・『神を冒涜する行為は許せない』
・『高校野球を冒涜するような言動が見られた』
まとめ
「冒涜」の正しい読み方は「ぼうとく」で「ぼうばい」は誤読です。
日常生活ではあまり使いませんがとても強い意味を持つ言葉なので覚えておきましょう。
