「分骨」とは文字通り遺骨に関係する言葉です。
この言葉はどう読むのが正しく何を表しているのでしょうか。
今回は、「分骨」の正しい読み方と意味について解説します。
「分骨」の正しい読み方は「ぶんこつ」と「ふんこつ」どちら
「分骨」という言葉の読み方として「ぶんこつ」と「ふんこつ」の2つを思いつきます。
「ぶんこつ」と「ふんこつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「分骨」の正しい読み方は「ぶんこつ」です。
「分」には「分際」【ぶんざい】「多分」【たぶん】など「ぶん」という読み方と、「分別」【ふんべつ】「分針」【ふんしん】など「ふん」という読み方があります。
「骨」は「骨密度」【こつみつど】「頭蓋骨」【ずがいこつ】など「こつ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「ぶんこつ」と「ふんこつ」になりますが「分骨」の正しい読み方は「ぶんこつ」です。
「分骨」の意味
「分骨」とは、「遺骨を2つ以上に分けて供養すること」を意味する言葉です。
日本では亡くなられた方の遺体を火葬にした遺骨を骨壷に納めて供養します。
一般的に遺骨は一つの骨壷に納められますが一つにまとめず二つ以上の骨壺に分けることを「分骨」といいます。
「分骨」の主な目的は二つ以上の場所で埋葬や供養するためです。
先祖代々の墓とは別に自分で墓を用意して埋葬先が複数あるときや墓とは別に自宅でもきちんと供養したいときなどに「分骨」しそれぞれの場所で弔います。
「分骨」の言葉の使い方や使われ方
・『分骨して別の墓に埋葬する』
・『分骨した遺骨を散骨する』
・『分骨するために墓から骨壷を取り出す』
まとめ
「分骨」は「ぶんこつ」と読むのが正しく「ふんこつ」は間違った読み方です。
法律的にも宗教的にも問題はないので希望される方は寺などに相談してみてください。