この記事では、「初心」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「初心」の正しい読み方は「うぶ」と「しょしん」どちら
「初心」には2つの読み方があります。
1つ目は「うぶ」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の語(熟字)に、本来の意味の言葉を当てはめて、普段使わない読み方をする文法です。
2つ目じゃ「しょしん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「初心」は「うぶ」「しょしん」どちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「初心」の意味
「初心」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「うぶ」と読む場合、「世間のことをよく知らず、素直なこと」という意味です。
2つ目は「まだ男女の関係について知らない様子」という意味です。
「うぶ」の語源は「産む(うむ)」で、ここから「うぶ」になりました。
「初」を「うい」と読むのも「産む」が語源とされています。
「生まれたて」という意味から転じて「純情」という意味でも使われています。
「しょしん」と読む場合、「最初に思い立った時の純粋な気持ち」「ものごとの習い始めの状態」「世の中になれていないこと」「仏教で、初めて悟りの心になること」という意味です。
「初心」の言葉の使い方や使われ方
「初心」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女は初心(うぶ)なので何でも信じる』
・『初心(しょしん)わすれるべからず』
・『改めて初心(しょしん)に返る』
まとめ
今回は「初心」の読み方について紹介しました。
「初心」は「うぶ」も「しょしん」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。