この記事では、「剥奪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「剥奪」の正しい読み方は「りだつ」と「はくだつ」どちら
「剥奪」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて、説明します。
「剥」の漢字の音読みは「ハク・ホク」で、訓読みは「は(がす)・は(ぐ)」です。
また「奪」の漢字の音読みは「ダツ・タツ」で、訓読みは「うば(う)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「はくだつ」と読めることが分かります。
しかし、「剥」の漢字に「り」との読みがないことから、「りだつ」と読むことには無理があり、間違いではないかと思われます。
さて、「剥奪」の正しい読み方は「りだつ」と「はくだつ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「剥奪」の正しい読み方は「はくだつ」で、先に個別の漢字の読みから推察した通り、「りだつ」と読むのは明らかな間違いです。
「りだつ」と読む熟語には「離脱」があり、これと勘違いされ、「剥奪」を「りだつ」と読み間違えられることがあるのかも知れません。
「剥奪」の意味
「剥奪」とは、「?ぎ取って奪うこと、力ずくで取り上げること」を意味する言葉です。
「剥奪」の言葉の使い方や使われ方
・『ドーピング違反を犯したロシアの選手が、出場資格を剥奪された』
・『A市会議員は選挙違反で市民権を剥奪されたため、向こう1年間は立候補も投票も行えません』
・『オリンピックでも後にドーピング問題でメダルを?奪された例がある』
まとめ
「剥奪」の正しい読み方は「はくだつ」で、「りだつ」と読むのは明らかな間違いです。
また、この「剥奪」とは、「?ぎ取って奪うこと、力ずくで取り上げること」を意味する言葉です。