「割愛」という言葉はどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「割愛」の正しい読み方と意味について解説します。
「割愛」の正しい読み方は「わりあい」と「かつあい」どちら
「割愛」という言葉の読み方としては「わりあい」と「かつあい」の2つが考えられます。
「わりあい」と「かつあい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「割愛」の正しい読み方は「かつあい」です。
「割」には「割譲」【かつじょう】「分割」【ぶんかつ】など「かつ」という読み方と「割増」【わりまし】「日割」【ひわり】など「わり」という読み方があります。
「愛」は「愛情」【あいじょう】「友愛」【ゆうあい】など「あい」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「わりあい」と「かつあい」のうち、「割愛」の正しい読み方として辞書に掲載されているのは「かつあい」です。
「わりあい」と読むのは「割合」という別の言葉です。
「割愛」の意味
「割愛」とは、「大事だと思うものを惜しみながら手放すこと」を意味する言葉です。
一般的には短くしたり小さくまとめたりするために惜しみつつ省略するという意味で使われることが多いため「不要な部分を削ぎ落とす」という間違った意味合いが広まっていますが、惜しいと思うものを手放すのが本来の意味合いです。
「割愛」の言葉の使い方や使われ方
・『時間の都合で戦国時代の説明は割愛する』
・『全体の約半分を割愛しなければならない』
・『割愛しすぎたために説明が不十分になってしまった』
まとめ
「割愛」は「わりあい」ではなく「かつあい」が正しい読み方です。
誤った意味合いで使われることが多いので、読み方だけでなく本来の正しい意味もきちんと知っておきましょう。
