この記事では、「加担」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「加担」の正しい読み方は「かたん」と「かた」どちら
あえて自分に荷物を背負わせて、その重さをひしひしと感じることを「加担」【かたん】といいます。
背負わなくてもいいような荷物でも引き受けて、人が楽になるよう力を添えて助けてあげるという気持ちに包まれたとき、ひどく責められている者の味方になれるよう行動するわけです。
正しい読み方の結論
音読みで「加」を「カ」と読み、「担」を「タン」といいます。
「加」の意味はふやす、くわえるとなり、「担」をかつぐ、になうとなるため「自ら加わって役目を担う」といった意味合いになるので、「加担」は「かたん」と読む方が正しくなる言葉です。
「かた」だけでは「肩」や「片」など違う意味になってしまうので、「加担」の読み方にはなりません。
「加担」の意味
「くわえる」や「ほどこす」という意味がある「加担」は、力がない人の荷物を持って助けてあげる気持ちを行為で示します。
まったく関わりがない人であっても、周囲から責められて泣いているようであればその前に立ちはだかり、守ってあげるわけです。
また、反対に勢いがある者に「加担する」ことで、その活動に加わって勝利できますが、反対にひどい残虐行為には「加担したくない」と思う気持ちを表せます。
「加担」の言葉の使い方や使われ方
・『悪い者に加担するのは簡単なことだが、信用を失う行為となる』
・『力がある者に加担することでいい仕事に恵まれることはある』
・『村を破壊するため残虐行為を繰り返す敵の策略には加担しない』
まとめ
いいことに加わるのは自分のためにもなりますが、悪戯に「加担」するのはいいことにはなりません。
そのような意味を踏まえて、どのような場面で使えばいいかを考えて使ってみるといいでしょう。