この記事では、「労組」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「労組」の正しい読み方は「ろうそ」と「ろうくみ」どちら
まず「労組」の熟語を構成している漢字の読みを、個別に確認します。
「労」の音読みは「ロウ」で訓読みは「はたら(く)・ つか(れる)・ いたわ(る)・ ねぎら(う)」です。
また「組」の音読みは「ソ」で訓読みは「く(む)・ くみ 」です。
従って、「ろうそ」と読む場合は、二つの漢字の音読みを重ねた読み方で、「ろうくみ」は音読みの次が訓読みのいわゆる「重箱読み」になります。
一般的には「重箱読み」よりも音読みを重ねた読み方の方が多いですが、この「労組」の読みでは、いずれが正しいのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論を言えば、「ろうそ」と「ろうくみ」の両方とも正しいと言えます。
もっとも、一般的には「ろうそ」と読むことの方が、圧倒的に多いと言えます。
「労組」は「労働組合(ろうどうくみあい)」の略称であり、その名残として「ろうどうくみあい」の「ろう」と「くみ」を重ねた読み方として「ろうくみ」との読みがされることもあるのです。
ただし、「ろうくみ」は語呂が悪いことから、「ろうそ」の方が広く使われるようになったと推察されます。
「労組」の意味
「労組」は先にも記した通り「労働組合」の略称で、「労働者が労働条件の維持や改善、さらに社会的地位の向上などのために、自主的に組織する団体」の総称です。
「労組」の言葉の使い方や使われ方
・『日本では企業内労組が主流です』
・『連合に所属する労組間でも政治姿勢の違いで意見の対立がしばしば起きます』
・『労組は政治活動よりも、もっと組合員の権利を守る本来の目的に徹するべきです』
まとめ
「労組」の読みは「ろうそ」と「ろうくみ」の両方とも正しいと言えます。
しかし、「ろうそ」と読むことの方が、圧倒的に多いと言えます。
この「労組」は「労働組合」の略称で、「労働者が労働条件の維持や改善、さらに社会的地位の向上などのために、自主的に組織する団体」の総称です。