「勾配」という言葉はどのように読むのが正しい読み方になるのでしょうか。
今回は、「勾配」の正しい読み方と意味について解説します。
「勾配」の正しい読み方は「こうばい」と「こうはい」どちら
「勾配」という言葉の読み方として考えられるのが「こうばい」と「こうはい」の2つです。
「こうばい」と「こうはい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「勾配」の正しい読み方は「こうばい」です。
「勾」には「勾引」【こういん】「勾留」【こうりゅう】など「こう」と読みます。
「配」は「配膳」【はいぜん】「差配」【さはい】など「はい」と読むほか、「案配」【あんばい】など「ばい」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「こうばい」と「こうはい」の2つのうち「勾配」の正しい読み方は「こうばい」です。
「配」を「ばい」と読む言葉は非常に少なく、一部の専門用語などを除くと「勾配」と「案配」くらいしかありません。
「勾配」の意味
「勾配」とは、「傾斜面の傾き」を意味する言葉です。
水平に対してどれくらい傾いているのかを表す言葉で、簡単にいえばどのくらい急な角度なのかを表したものです。
一般的には水平方向の距離に対する垂直方向の変化との比で表します。
鉄道の勾配には1000メートル進んだ時に何メートル高くなるのかを表す「‰」【パーミル】という単位が使われます。
1000メートル進んだ時に10メートル高くなる坂の勾配は10‰です。
「勾配」の言葉の使い方や使われ方
・『勾配が急な坂を登る』
・『鉄道は急な勾配に弱い』
・『勾配を計算に入れて道路計画を立てる』
まとめ
「勾配」は「こうばい」と読むのが正しく「こうはい」ではありません。
読み間違えやすい言葉なので覚えておきましょう。