「化身」はどんな読み方をする言葉なのでしょうか。
今回は、「化身」の正しい読み方と意味について解説します。
「化身」の正しい読み方は「けしん」と「かしん」どちら
「化身」という言葉の読み方を漢字それぞれの読み方から考えてみると「けしん」と「かしん」の2つが考えられます。
「けしん」と「かしん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「化身」の正しい読み方は「けしん」です。
「化」には「化粧」【けしょう】「道化」【どうけ】など「け」という読み方と、「化学」【かがく】「変化」【へんか】など「か」という読み方があります。
「身」は「身長」【しんちょう】「立身」【りっしん】など「しん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「けしん」と「かしん」のうち「化身」の正しい読み方として辞書に掲載されているのは「けしん」です。
「化身」の正しい読み方は「けしん」のひとつのみで「かしん」など他の読み方で読むことはありません。
「化身」の意味
「化身」とは、「本来存在しないものが人の姿となって現れたもの」を意味する言葉です。
元々は仏が衆生を救済する際に表す姿を指す言葉でしたが、仏という超常的な存在が姿を持つことから転じて「姿形を持たない者が目に見える形を持って現れた姿」という意味で使われています。
神仏や精霊などが人間のような姿となって現れることのほか、「美の化身」「力の化身」など抽象的な概念を体現したような人物を指す意味でも使います。
「化身」の言葉の使い方や使われ方
・『神の化身が出現する』
・『美の化身と呼ばれるのも納得の美しさ』
・『月光菩薩の化身が悪と戦う』
まとめ
「化身」は「けしん」が正しく「かしん」は誤りです。
広い意味合いで使われている言葉なので本来の意味を理解して使いましょう。
