この記事では、読みにくい言葉として知られる「匿って」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「匿って」の正しい読み方は「かくまって」
「匿って」は「かくまって」と読むのが正しい言葉です。
「匿」の訓読みに該当する読み方で、「匿」を「かくま」と読み、「って」は送り仮名となります。
「匿って」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「匿って」の間違いやすい読み方は「とくって」や「かくって」といえます。
「匿」の音読みが「とく」である点や、訓読みでは「かく(れる)」とも読む点から上記のように読んでしまう場合があるかもしれませんが、誤用になります。
また、「匿」には「わか(い)」や「じゃく」と読む「若」という字が含まれていますが、「匿って」は「わかって」や「じゃくって」などとは読まないので注意しましょう。
「匿って」について説明
「匿」という漢字は「かくす」「隠れる」といった意味を含み、「匿って」は「追われている人物などを他の人に見つからないように隠すこと」を表します。
追手から逃げている状態の人に協力して、こっそり隠すような状況で用います。
「家出した時は祖父母が匿ってくれた」「犯人は親戚の家に匿ってもらっていた」などのように使われます。
なお、「匿」に使われている部首は「匸(かくしがまえ)」ですが、中に入っている「若」の由来には諸説あり、「若」を「桑の葉」と解釈する説もあれば、「無我夢中で神意を聞き取る巫女」を示すという説もあります。
まとめ
「匿って」の正しい読み方は「かくまって」になります。
「とくって」や「わかって」などとは読まないので注意が必要です。
「匿って」が持つ意味や使い方についても一緒にチェックしておきましょう。
ぜひ難しい漢字の読み方を理解する参考にしてください。