この記事では、「千差万別」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「千差万別」の正しい読み方は「せんさばんべつ」と「せんさまんべつ」どちら
「千差万別」は「せんさばんべつ」と読みます。
「千差(せんさ)」と「万別(ばんべつ)」が組み合わさった四字熟語で、「せんさ」「ばんべつ」共に音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「万」の音読みは「まん・ばん」、訓読みは「よろず」ですが、「千差万別」と表記する場合、「せんさまんべつ」という読み方はしません。
正しい読み方の結論
「千差万別」の正しい読み方は「せんさばんべつ」です。
「せんさまんべつ」とは読みません。
「千差万別」の意味
「千差万別」の意味は、「それぞれのものに種々さまざまの違いがあること」です。
人や物が多くいれば、その数だけ違いがあることを表します。
語源は、中国の歴史書「景徳伝灯録 (けいとくでんとうろく)」からの引用です。
禅宗で修行中の者が、「どうしたら悟りの境地に至れるでしょうか」と質問したことに対し、師が「千差万別なり」と答えました。
これは「人によってさまざまであるため、聞いて簡単に実行できるようなものではない」という意味で、ここから「様々な違いがあること」として使われる様になりました。
「千差万別」の言葉の使い方や使われ方
「千差万別」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『人の個性は千差万別だ』
・『ひとくちにオタクと言っても千差万別だ』
・『同じ感染症で軽症と言っても千差万別だ』
まとめ
今回は「千差万別」の読み方について紹介しました。
「千差万別」の正しい読み方は「せんさばんべつ」で、「せんさまんべつ」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。