この記事では、「卒論」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「卒論」の正しい読み方は「そつろん」と「しゅつろん」どちら
「卒論」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「卒」の漢字の音読みは「ソツ・シュツ」で、訓読みは「しもべ・お(わる)」です。
また、次の「論」の漢字の音読みは「ロン」で、訓読みは「あげつら(う)」です。
従って、ここから二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「そつろん」とも「しゅつろん」とも読めることが分かります。
ちなみに、「卒」の音読みの「シュツ」との読みを知る人は少ないでしょうが、常用漢字外の読みですが、確かにある読み方なのです。
しかし、いずれの音読みを使った読みが正しいかは、この分析からは推察できません。
さて、「卒論」の正しい読み方は「そつろん」と「しゅつろん」のいずれなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「卒論」の正しい読み方は「そつろん」で、「しゅつろん」と読むのは間違いです。
二つある音読みのいずれが正しかを判断することは、一般的には難しいですが、次に示す「卒論」が「卒業論文」の略であることを知っていれば、間違えずに推察することが可能だと言えます。
「卒論」の意味
「卒論」とは、「大学の学部の学生が、卒業に当たって書き、審査を受ける論文を指す卒業論文の略称」です。
「卒論」の言葉の使い方や使われ方
・『文系の卒論は、短期集中でも作成可能ですが、理系の場合は実験を伴うことが多く、短期では無理なことが多いと言えます』
・『理系の卒論テーマは、実験装置の関係もあり、講座やゼミの教授からリストが示される場合もあります』
まとめ
「卒論」の正しい読み方は「そつろん」で、「しゅつろん」と読むのは間違いです。
また、この「卒論」とは、「大学の学部の学生が、卒業に当たって書き、審査を受ける論文を指す卒業論文の略称」です。