「厳粛」という言葉は何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「厳粛」の正しい読み方と意味について解説します。
「厳粛」の正しい読み方は「げんしゅく」と「げんさい」どちら
「厳粛」という言葉の読み方としては「げんしゅく」と「げんさい」の2つが思い当たります。
「げんしゅく」と「げんさい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「厳粛」の正しい読み方は「げんしゅく」です。
「厳」は「厳罰」【げんばつ】「威厳」【いげん】など「げん」と読みます。
「粛」は「粛清」【しゅくせい】「自粛」【じしゅく】など「しゅく」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「げんしゅく」が「厳粛」の正しい読み方です。
「粛」は「しゅく」の他に「粛む」【つつしむ】とも読みますが「さい」と読むことはなく「厳粛」という読み方もありません。
「厳粛」の意味
「厳粛」とは、「厳しくおごそかなさま」を意味する言葉です。
浮ついたところがなくきちんとしていて重々しい様子に対して用いられます。
一般的には公の式典や行事などで見られる真面目な雰囲気を表す言葉として使うことが多く、おちゃらけたところがない真剣な様子を表す言葉です。
身が引き締まるようなピリリとした厳しさを表す言葉で、ごまかしや不真面目などいい加減なところが入り込む様子のない緊張感の漂う雰囲気を表しています。
「厳粛」の言葉の使い方や使われ方
・『厳粛な空気の中式典は進行していった』
・『選挙の結果を厳粛に受け止める』
・『一言も言葉を発しない厳粛な儀式』
まとめ
「厳粛」は「げんしゅく」が正しい読み方で「げんさい」など他の読み方で読むことはありません。
きちんとしていなければいけない場面を表す言葉なので読み間違えないよう正しく覚えておきましょう。