この記事では、「反芻」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「反芻」の正しい読み方は「はんすう」と「はご」どちら
「反芻」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「反」の漢字の音読みは「ハン・ホン・タン」で、訓読みは「そ(る)」です。
また、「芻」の漢字の音読みは「スウ・ス・シュ」で、訓読みは「か(る)・くさか(り)・まぐさ・わら」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「はんすう」と読めることが分かります。
しかし、「はご」とは読めそうもなく、間違いではないかと推察されます。
さて、「反芻」の正しい読み方は「はんすう」と「はご」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「反芻」の正しい読み方は「はんすう」で、先に個別の漢字の読みから推察した通り、「はご」と読むのは明らかに間違いです。
「ほご」との読み方をし、かつ最初に「反」の漢字が来る熟語としては、「反故」や「反古」があり、これらと何らかの勘違いをして「反芻」を「ほご」と読み間違えられることがあるのかも知れません。
「反芻」の意味
「反芻」とは、「一度飲み込んだ食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むこと」を意味する言葉で、ここから転じて「繰り返し考えて、よく味わうこと」の意味でも使われる言葉です。
「反芻」の言葉の使い方や使われ方
・『牛は一度食べたわらなどを反芻するので、常に口を動かしていることが多い』
・『あの偉人の言葉には含蓄があります。反芻してその言葉の意味をじっくり味わいたいものです』
まとめ
「反芻」の正しい読み方は「はんすう」で、「はご」と読むのは明らかに間違いです。
また、この「反芻」とは、「一度飲み込んだ食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むこと」及び「繰り返し考えて、よく味わうこと」を意味する言葉です。