この記事では、「可塑性」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「可塑性」の正しい読み方は「かそせい」と「かねんせい」どちら
「可塑性」の正しい読み方を考えるために、「可塑」の熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを、最初に確認します。
「可」の漢字の音読みは「カ」で、訓読みは「よ(い)・べ(し)」です。
また、「塑」の漢字の音読みは「ソ」で、訓読みは「でく」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「可塑」は「かそ」と読めますが、「塑」の漢字に「ねん」との読みがないことから、「かねん」と読むことには無理があり、間違いではないかと思われます。
さて、「可塑性」の正しい読み方は「かそせい」と「かねんせい」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「可塑性」の正しい読み方は「かそせい」で、「かねんせい」と読むのは間違いです。
これは先に「可塑」に使われている二つの漢字の読みから、推察した通りと言うことになります。
「かねんせい」と読む熟語には「燃えやすい性質を持っていること」を意味する「可燃性」がありますが、次に説明する「可塑性」とは、全く意味が異なるので、間違わぬよう注意が必要です。
「可塑性」の意味
「可塑性」とは、「固体に外力を加えて変形させた際に、力を取り去ってももとに戻らない性質のこと」を意味する言葉です。
「可塑性」の言葉の使い方や使われ方
・『車の衝突事故で、車体がグチャグチャになるのは、鉄板等の可塑性を表していると言えます』
・『樹脂には、大別すると熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂があります』
まとめ
「可塑性」の正しい読み方は「かそせい」で、「かねんせい」と読むのは間違いです。
「可塑性」とは、「固体に外力を加えて変形させた際に、力を取り去ってももとに戻らない性質のこと」を意味する言葉です。