この記事では、「司る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「司る」の正しい読み方は「しる」と「つかさどる」どちら
「司る」は「つかさどる」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「司」の音読みは「し」、訓読みは「つかさ」「つかさ(どる)」で、「しる」とは読みません。
因みに、音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「司る」の正しい読み方は「つかさどる」です。
「しる」とは読みません。
「司る」の意味
「司る」の意味は「職務・任務としてある役割を取り扱うこと」「組織を管理すること」です。
「つかさどる」は「司を取る」が変化した言葉で、「司」とは「役人・官職・役所」など公的な職務のことを表します。
「公的な職務を取り扱う」という意味から「主に管理する」という意味で使われています。
また、「つかさ」の語源は「積み重なる(つみかさなる)」または「土かさ(つちかさ)」という言葉で、「土を積んで作った小高い場所」という意味です。
「高い場所から指示を出す人」という意味で「つかさ」と言う様になり、更に動詞化されて「つかさどる」になりました。
「司る」の言葉の使い方や使われ方
「司る」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『片思いの人に告白しようと思い、運命を司る神様にお願いする』
・『裁判官は法を司る重要な職務だ』
・『自律神経は脈拍・血圧・体温などを司る』
まとめ
今回は「司る」の読み方について紹介しました。
「司る」の正しい読み方は「つかさどる」で、「しる」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。