この記事では、「吐血」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「吐血」の正しい読み方は「とけつ」と「とち」のどちら
胃や十二指腸が病気にかかっても痛みがないため自覚症状を感じず、突然血を吐くことを「吐血」【とけつ】といいます。
真っ赤な血が口の中からぶわっと勢いよく吐き出されるものから、ゴホッと咳き込んだとき手の平が真っ赤に染まるように吐き出る「吐血」もあり、いずれにしても緊急性が高い状態であるため消化器の病院に行くことが無難です。
正しい読み方の結論
音読みで「吐」を「と」と読み、「血」は「けつ」となり、2つ掛け合わせて「とけつ」というのが正しい読み方になります。
「吐」は口から吐き出すという意味で、「血」は人間や動物の体内に流れる液体を指すので「口から吐き出す血液」となるわけです。
「吐血」の意味
血液が消化管内腔に流れ出たとき、口腔から体外へ出ることを「吐血」といいます。
はっきりと血を吐く原因には、胃や食堂、十二指腸に出血したとき多く見られるため、この部位に病気があると分かります。
代表的なところでは、十二指腸胃瘍や胃潰瘍が疑われ、潰瘍によって胃の粘膜がはがれることでその奥にある血管が破けることを「吐血」と言うわけです。
「吐血」の言葉の使い方や使われ方
・『戦場では食事すらできず、不衛生な環境のため兵士は吐血した』
・『吐血した彼は、真っ赤に染まる手の平を見て気絶する』
・『吐血した師匠は、弟子が見守るなか静かに息を引き取った』
まとめ
血を吐くという段階はかなり病気が悪化している状態と分かります。
日ごろから検診を受けたり、「吐血」する人がいたら早めに病院に連れて行き、治療させることが大切なのです。