「咒」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「咒」の読み方とは? 読み方

この記事では、「咒」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「咒」の正しい読み方は「ジュ」と「のろう」

「咒」は音読みで「ジュ」と読み、訓読みでは「のろ・う(咒う)」と読みます。

また、訓読みで「まじない」と読むこともあります。

この漢字は「呪」の異字体で、読み方は「呪」と基本的に同じです。

「咒」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「呪」の異字体「咒」は、日常ではほとんど目にしない漢字です。

そのため、この漢字の意味を知っていなければ正しく読むことは難しいでしょう。

「咒」の部首「几(つくえ)」が付く漢字には「凡(ボン)」「汎(ハン)」があることから、雰囲気で「ぼん」「はん」と読んでしまう可能性があります。

「咒」について説明

「咒」とは、他人に悪いことが起こるように祈ること、神仏の力を借りて不思議な現象を起こそうとすることを意味する漢字です。

これは「呪」の異字体で、「呪」と同じ意味を持っています。

漢字の「呪」は口と兄で構成されており、口は言葉を出すこと、兄は人がひざまずく姿を意味しています。

また、「呪」は、しめすへんと兄で構成される「祝」に由来しています。

「祝」がひざまずいて神仏にいのる様子を表しており、 口から言葉を出して神仏に願う、人をのろう様子が「呪」になりました。

字の形を見ると「呪」は2つの口と「儿」を組み合わせてあり、少し形を変えたものが「咒」になっていることがわかります。

一般に使用されているのは常用漢字の「呪」で、「呪文」「呪術」「呪う」のように「咒」を使わず「呪」を使った表記をします。

人の名付けには使えませんが、おどろおどろしい雰囲気があるためオカルト映画などの題名や登場人物の名前などでは見かけることがあります。

まとめ

「咒」「呪」と同じく「ジュ」「のろう」と読みます。

記号のような形で読み方が難しい漢字ですが、正しい読み方を覚えておくと漢字を目にした時に戸惑わずに済みます。

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