この記事では、「善哉」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「善哉」の正しい読み方
「善哉」の正しい読み方は「ぜんざい・よきかな・よいかな」です。
「ぜんざい」は音読みです。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「よきかな・よいかな」は熟字訓という読み方で、辞書に載っていませんが、文章や店名などで使われています。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「善哉」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「善哉」は「ぜんや」「よしや」などと間違って読まれることがあります。
「善哉」について説明
「善哉」は日常では「ぜんざい」と読むことが多く、意味は以下の通りです。
1つ目は「実によい、そのとおりであると相手に賛同したり、賞賛する意を表す語」という意味です。
2つ目は良いと感じて喜び祝う様子」という意味です。
3つめは「小豆を砂糖で甘く煮た日本の食べ物」という意味です。
「善哉」は「実によい」という意味で使われる場合、形容動詞・感動詞として「それは善哉である」「夫婦善哉」などと使われます。
食べ物の名前として使われる場合、関東では汁粉に餅が入っているものを表します。
「善哉」の言葉の由来
「善哉」は漢字の意味から成り立つ語です。
「善」は「よ(い)」とも読み「正しい」「道理にかなっている」「うまく対処する」という意味、「哉」は感動詞として「かな」「〜だなあ」、疑問詞として「〜であろうか」という意味、「善哉」で「非常に良いなあ」と感動する意味になります。
食べ物に使われているのは、善哉を初めて食べた僧侶があまりのおいしさに思わず「善哉」と叫んだことに由来していると言われています。
まとめ
今回は「善哉」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。