「喪失」という言葉は様々な場面で使われる表現ですが、どんな読み方で読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「喪失」の正しい読み方と意味について解説します。
「喪失」の正しい読み方は「そうしつ」と「もしつ」どちら
「喪失」という言葉の読み方として当てはまりそうなのは「そうしつ」と「もしつ」の2つです。
「そうしつ」と「もしつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「喪失」の正しい読み方は「そうしつ」です。
「喪」には「喪心」【そうしん】「大喪」【たいそう】など「そう」という読み方と、「喪中」【もちゅう】「服喪」【ふくも】など「も」という読み方があります。
「失」は「失望」【しつぼう】「逸失」【いっしつ】など「しつ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「そうしつ」と「もしつ」のうち「喪失」の正しい読み方は「そうしつ」です。
「喪失」の正しい読み方は「そうしつ」しかなく「もしつ」と読むことはありません。
「喪失」の意味
「喪失」とは、「うしなうこと」を意味する言葉です。
消えてなくなるさまを表す言葉で一般的には目に見えないものや抽象的なものに対して使います。
対象になるのは失うと影響が大きいものや重要な意味を持つものなど大切なものであり、失っても大して影響がない取るに足りないものに対しては使いません。
条件にもよりますが基本的にすぐに取り戻せるものに対しては使わず、簡単に取り戻せないものに対して用いられる表現です。
「喪失」の言葉の使い方や使われ方
・『発電所が爆発し電源が喪失した』
・『大差で敗れ自信を喪失してしまう』
・『薬物の影響により心身喪失状態になる』
まとめ
「喪失」は「そうしつ」が正しい読み方で「もしつ」という読み方はありません。
ニュースなどでよく使われる言葉なので覚えておきましょう。