「嗜癖」は人が持つ特定の性向を指す言葉ですが、具体的にどのような状態でどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「嗜癖」の正しい読み方と意味について解説します。
「嗜癖」の正しい読み方は「しへき」と「しぐせ」どちら
「嗜癖」という言葉の読み方として考えられるのが「しへき」と「しぐせ」の2つです。
「しへき」と「しぐせ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「嗜癖」の正しい読み方は「しへき」です。
「嗜」は「嗜好」【しこう】「嗜眠」【しみん】など「し」と読みます。
「癖」は「悪癖」【あくへき】「盗癖」【とうへき】など「へき」と読むほか、「寝癖」【ねぐせ】「酒癖」【さけぐせ】など「ぐせ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「しへき」と「しぐせ」のうち「嗜癖」の正しい読み方は「しへき」です。
「嗜癖」は読み方がひとつしかない言葉なので「しぐせ」は誤りです。
「嗜癖」の意味
「嗜癖」とは、「やるべきではないと分かっていながらも反復して続けている状態」を表す言葉です。
特定の物質や行動などを特に好む状態を表す言葉で「依存症」と呼ばれる状態と非常によく似ていますが、現在は誤解を避けるため一部の分野を除きき「嗜癖」という表現の使用は控えられています。
酒やタバコなど特定の物質を止められないものやギャンブルや浪費など行動が対象になるもの、熱狂的なファンなど特定の人物に対するものなど様々な対象に見せる強烈な執着が「嗜癖」です。
「嗜癖」の言葉の使い方や使われ方
・『アルコールへの嗜癖は肝臓を壊す原因になる』
・『ギャンブルの嗜癖で身を滅ぼす』
・『薬物嗜癖は専門家の治療が必要だ』
まとめ
「嗜癖」は「しへき」とが正しい読み方で「しぐせ」ではありません。
日常会話ではほとんど使えませんが一度落ちると大変なことになるので戒めのためにも正しい読み方と意味を知っておきましょう。
