この記事では、「因習」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「因習」の正しい読み方は「いんしゅう」と「いんなら」どちら
普段使わない言葉は、漢字の読み方に迷います。
では「因習」はどのように読むのでしょうか。
解説をします。
正しい読み方の結論
正しい読み方は「いんしゅう」です。
「因」という漢字は、音読みで「イン」、訓読みで「よる」「ちなむ」「ちなみ」「よすが」と読みます。
小学校5年生で習う漢字です。
「習」という漢字は、音読みで「シュウ」「ジュウ」、訓読みで「ならう」と読みます。
小学校3年生で習う漢字です。
「習」という漢字は、普段「ならう」と読むことが多いのではないでしょうか。
そのため、「因習」を「いんなら」と読みたくなりますが、このような言葉はありません。
この場合は、「因」を「いん」、「習」を「しゅう」と読んで、「いんしゅう」と読みます。
「因習」の意味
古くから伝えられてきた、その土地や国の生活や行事などの習わしという意味です。
古くから続いてきたものの中で、現在では弊害が生まれているものをいいます。
「因」はもとのままに従う、「習」にはならい、ならわし、しきたりという意味があります。
このことから「因習」には、古くから従ってきたしきたり、ならわし、という意味があることがわかります。
たとえば、ある地域では親の職業を受け継ぐという習わしがあったとします。
これによって、自由な職業選択ができず、その人が持っている能力が十分発揮できない状態になっています。
習わしによって弊害が生じているのです。
こういった、古くから伝わる習慣などをいいます。
非難の意を含んで使うことが多いです。
「因習」の言葉の使い方や使われ方
・『因習を壊す』
まとめ
この言葉は「いんしゅう」と読みます。
その土地や国に伝わる古くからの習わしという意味です。