この記事では、「夕刻」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「夕刻」の正しい読み方は「ゆうこく」と「せきこく」どちら
夕刻の漢字表記を見た人の中には思わず、せきこくと読んでしまう人もいるものです。
確かに夕の漢字は、一夕という言葉の様に、せきという読みがあるし、刻の漢字も、時刻という言葉を見れば分かる通り、こくという読みがあります。
そのためそれら2つの漢字の読みを繋げて、夕刻を、せきこくと読んでしまう事自体は理解出来なくもありません。
所が実際は、夕刻の漢字をせきこくと読むのは間違いで、ゆうこくと読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
夕刻は、ゆうこくと読むべき言葉です。
そもそも夕の漢字は、せき以外にも夕方といった言葉の様に、ゆうと読む事が出来る上に、後に続く刻はそのまま、こくと読む事が出来ます。
だからこそ、夕の漢字のゆう読みと、刻の漢字のこく読みとを組み合わせる事で、夕刻の漢字は、ゆうこくと読めるのです。
「夕刻」の意味
夕刻は、ゆうぐれやゆうべといった意味を持っている夕の漢字に、時間とかきざむ等の意味を所有している刻の漢字を付け加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から夕刻は、夕方や夕暮れ時を示すのです。
「夕刻」の言葉の使い方や使われ方
・『今日の夕刻から雨が降り始めるそうです』
・『夕刻には、保育園に子供を迎えに行かなければなりません』
・『この仕事は夕刻までに終わらせて下さい』
まとめ
夕の漢字には、せきという読みがあるし、刻の漢字には、こくという読みが存在しています。
ですがその2つの漢字の読みを合体させて、夕刻をせきこくと読むのは誤りです。
夕刻はせきこくではなく、ゆうこくと読むのが正解な言葉となっています。
更にそんな夕刻は、夕暮れ時や夕方を示す言葉として、用いられているのです。