この記事では、「多岐」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「多岐」の正しい読み方は「たき」と「たし」どちら
「多岐」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語を構成する二つの漢字の個別の読みを確認します。
「多」の漢字の音読みは「タ」で、訓読みは「おお(い)」です。
また、「岐」の漢字の音読みは「キ・ギ」で、訓読みは「わか(れる)」です。
従って二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「たき」と読めることが分かります。
しかし「岐」の漢字に「し」の読みがないことから、「たし」と読むことは無理な様に思われます。
さて、「多岐」の正しい読み方は「たき」と「たし」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、先に個別の漢字の読みから推察した通り、「多岐」の読み方は「たき」が正しく、「たし」と読むのは明らかな間違いです。
「たし」と読み間違えるのは、音読みが「し」である「肢」や「枝」の漢字が、「岐」の漢字と似ていることから、を取り違えられたことが原因と思われます。
「多岐」の意味
「多岐」とは、「事柄が多方面に分かれていること」を意味する言葉です。
「多岐」の言葉の使い方や使われ方
・『この会社の営業分野は多岐に渡り、どの業界に属するかが分からないほどです』
・『彼の趣味は多岐に渡っており、しかも多くがプロ並みの腕前です』
・『パソコンで行える事柄は、インターネット検索やワープロや表計算等の他、多岐に渡り、使い方を覚えると非常に便利です』
まとめ
「多岐」の読み方は「たき」が正しく、「たし」と読むのは明らかな間違いです。
また、この「多岐」とは、「事柄が多方面に分かれていること」を意味する言葉です。