この記事では、「多難」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「多難」の正しい読み方は「たなん」と「おおなん」どちら
「多難」の読み方として想定できるものに、「たなん」と「おおなん」があります。
「たなん」と「おおなん」の二つの読み方のうち、「多難」の正しい読み方はどちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「多難」の正しい読み方の結論は、「たなん」が正しい読み方になります。
「多難」の名詞に使われている「多」という漢字の音読みは「タ」で、訓読みは「おおい・おおさ」です。
しかし、「多難」の言葉においては「多」は音読みの「タ」で読まれて、訓読みの「おお」で読むことはできません。
そのため、「多難」を「おおなん」と読むのは明らかな誤読になってしまうのです。
さらに「おおなん」で国語辞典を引いてみても、「おおなん」の項目は地名の「邑南・大南」しかありません。
「多難」の意味
「多難」の意味は、「簡単には解決することができない困難が多いこと、困難が多いさま」になります。
「多難」は「なかなか解決できない困難の多さ」だけではなくて、「実際に身体的な危険や経済的な損害が発生することのある災難の多さ」も示唆しています。
「多難」の言葉の使い方や使われ方
「多難」の言葉の使い方・使われ方を示すため、この言葉を使った例文を以下で紹介します。
・『大学を卒業するまでは順風満帆な人生だったはずなのに、働き出してからこんな多難な人生を送るとは思ってもいませんでした』
・『多難な過去を自分ひとりの力で乗り越えてきたという自信が、今の私のメンタルの強さにつながっているのです』
・『元号が令和に変わってからというもの、コロナ禍にウクライナ戦争、円安・インフレと多事多難です』
まとめ
この記事では、「多難」の正しい読み方「たなん」とその意味を紹介しましたがいかがでしたか?
「多難」の読み方・意味・使い方をリサーチしたいときは、この記事の解説を参考にしてみてください。