この記事では、「天沼矛」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「天沼矛」の正しい読み方はまたは「あめのぬぼこ」または「あめのぬほこ」
「天沼矛」は「あめのぬぼこ」または「あめのぬほこ」と読む言葉です。
「天沼矛」は「天之瓊矛」「天の沼矛」と表記されることもありますが、読み方は同じです。
「天沼矛」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「天沼矛」は日本神話に出てくる言葉というころもあり、言葉を知らなければ正しく読むことは難しいでしょう。
特に「天」は「てん」「あま」と読むことが多い中で「あめ」と読むところ、「沼矛」と書いて「ぬぼ(ほ)こ」と読むところが特殊です。
「てんぬまほこ」「あまぬまほこ」と読んでしまうことが多いでしょう。
「天沼矛」について説明
「天沼矛」とは、日本神話の中に出てくる矛(両刃がついた剣のこと)の名前です。
日本神話によると、イザナギノミコトとイザナミノミコトの二神が日本列島を作ったとされています。
遠い昔、空にある高天原に神々が住んでおり、イザナギ、イザナミの2神に下界に新しい国を作ることを命じました。
下界の海には島々が散らばっていましたが、神から与えられた「天沼矛」を海に刺してかき回すと、「天沼矛」からしたたるしずくが固まってオノコロ島ができました。
二神はオノコロ島に降りて夫婦になり、新しい島々を生んで現在の日本列島にあたる国を作ったということです。
この話は「国生み」「島生み」と呼ばれています。
まとめ
「天沼矛」は日本神話に出てくる神器の名前で「あめのぬぼこ」「あめのぬほこ」と読みます。
言葉を知らなければ「てんぬまほこ」「あまぬまほこ」などと読んでしまう可能性があります。