「天蓋」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「天蓋」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「天蓋」の正しい読み方は「てんがい」
「天蓋」の正しい読み方は「てんがい」です。
「天」には「天空」【てんくう】「晴天」【せいてん】など「てん」という読み方があります。
「蓋」は「蓋然」【がいぜん】「円蓋」【えんがい】など「がい」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「てんがい」が「天蓋」の正しい読み方です。
「天蓋」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「天蓋」のよくある間違った読み方として挙がるのが「あまがい」「てんぶた」です。
「天」には「天の川」【あまのがわ】「天の岩戸」【あまのいわと】など「あま」という読み方があり「蓋」は「目蓋」【まぶた】「酒蓋」【さかぶた】など「ぶた」とも読みます。
「天蓋」の読み方は一つしかないのでどちらも読み間違いです。
「天蓋」について説明
「天蓋」とは、「上部に設置される覆い」のことです。
仏像や僧侶が座る場所の上に屋根のような形で設置される仏具を表すほか、豪華なベッドについている屋根も「天蓋」といいます。
「天蓋」の言葉の由来
「天蓋」とは「そらのふた」を意味し、瓶の口を塞ぐふたのように空を塞いでいるものを表します。
本来は古代の世界観における天、つまり宇宙を表す言葉です。
大地の上にある宇宙になぞらえて、仏具や寝具の上部を覆うものに対し「天蓋」という表現が使われています。
まとめ
「天蓋」にはさまざまな意味があります。
言葉の意味と読み方を合わせて知っておきましょう。