この記事では、「奇しくも」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「奇しくも」の正しい読み方は「きしくも」と「くしくも」どちら
「奇」という漢字は訓読みでは「奇(めずら)しい」や「奇し」、「奇(あや)しい」と読み、音読みでは「き」と読みます。
したがって、「奇しくも」は訓読みを当てて「くしくも」と読むのが正解です。
音読みを当てて「きしくも」と読むと誤用になるので注意しましょう。
正しい読み方の結論
「奇しくも」の正しい読み方は「くしくも」になります。
「奇しくも」の意味
「奇しくも」とは、「偶然にも」や「不思議にも」などの意味を表す言葉です。
「奇しくも」は「不思議であること」や「神秘的であること」などの意味を指す形容詞「奇し」の連用形と係助詞「も」が組み合わさってできた表現になり、類義語としては「予期せず」や「期せずして」などがあります。
「奇」という漢字は「奇跡」や「奇妙」、「奇怪」に用いられるように「珍しい」や「普通ではない」、「怪しい」や「不思議な」という意味を表します。
そのほか、「奇才」や「奇偉」に用いられるように「特に優れた」という意味や、「奇遇」や「奇しくも」に用いられるように「思いがけない」など多くの意味が含まれる漢字です。
「奇しくも」の言葉の使い方や使われ方
・『同じ日に生まれた彼らは奇しくも同じ日にこの世を去った』
・『何年も合っていなかった友人と奇しくも旅行先で再会することになった』
・『奇しくも彼女の趣味と私の趣味は全く同じだった』
まとめ
・「奇しくも」の正しい読み方は「くしくも」になります。
・「奇しくも」とは、「偶然にも」や「不思議にも」などの意味を表す言葉です。