「好事家」は人を指して用いられる言葉ですが、どう読むのが正しい読み方でどんな人に使う言葉なのでしょうか。
今回は、「好事家」の正しい読み方と意味について解説します。
「好事家」の正しい読み方は「こうじか」と「こうずか」どちら
「好事家」という言葉の読み方として当てはまりそうなのが「こうじか」と「こうずか」の2つが考えられます。
「こうじか」と「こうずか」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「好事家」の正しい読み方は「こうずか」です。
「好」には「好意」【こうい】「愛好」【あいこう】など「こう」と読み、「事」には「事変」【じへん】「珍事」【ちんじ】など「じ」という読み方があります。
「家」は「家族」【かぞく】「書家」【しょか】など「か」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「こうじか」になりますが「好事家」の正しい読み方は「こうじか」ではなく「こうずか」です。
「こうずか」は2字以上の漢字の組み合わせに特定の読み方が当てられた熟字訓と呼ばれるものです。
通常「事」を「じ」と読むことはありませんが「好事家」は「こうずか」が正しい読み方になります。
「好事家」の意味
「好事家」とは、「風流を好む人」もしくは「独自の価値観を持つもの好きな人」という意味で使われる言葉です。
独特の視点や好奇心を持つ人を表す言葉で何気ない日常に風情を見出したりちょっとしたことで季節を感じたりといった風流好みという意味で使われます。
普通の人が気にかけないところに価値を見出すことから転じて「もの好き」や「趣味人」という意味でも使われています。
「好事家」の言葉の使い方や使われ方
・『好事家だけあって見る目がある』
・『好事家の評判にふさわしい趣味の良い着物を着ている』
・『好事家ならいくら出しても買うだろう』
まとめ
「好事家」は「こうじか」ではなく「こうずか」が正しい読み方です。
読み間違いが多いので正しい読み方と意味を知っておきましょう。