この記事では、「妊産婦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「妊産婦」の正しい読み方は「にんさんぷ」
「妊産婦」の正しい読み方は「にんさんぷ」です。
これは、それぞれの漢字を音読みにした「妊(ニン)「産(ザン)」「婦(フ)」を組み合わせた読み方になります。
また、日本語の発音の特徴として、「ん」に続く「は行」は半濁音をつけて「ぱ行」で読むため、「婦(フ)」は「ぷ」と読んでいます。
「妊産婦」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「妊産婦」の読み方で間違えやすいところは「産」と「婦」です。
「産」は「安産(あんざん)」のように「ざん」とも読め、「婦」は「夫婦(ふうふ)」のように「ふ」とも読みます。
そのため、この言葉の読み方を知らなければ「にんざんぷ」「にんざんふ」などと読んでしまう可能性があります。
「妊産婦」について説明
「妊産婦」は、妊娠中の女性と産後1年以内の女性のことです。
「妊」は妊娠の「妊」でみごもること、「産」は子どもを生むこと、「婦」は女性を意味しており、これらの漢字を組み合わせた「妊産婦」は妊娠中の女性と出産した女性を表しています。
女性の体は妊娠、出産、産後で大きく変化し、妊娠中の女性は「妊婦」、分娩を迎えた女性は「産婦」、産後で体に分娩の影響が残っている女性を「褥婦(じょくふ)」といいます。
また、これらの総称が「妊産婦」になります。
女性の体は分娩後に少しずつ通常の状態に戻っていきますが、それまでに1年くらいかかります。
そして、妊娠してから産後1年の間は通常と体調が異なり体に負担がかかりやすいことから、「妊産婦」を保護する法律が制定されているのです。
まとめ
「妊産婦」は「にんさんぷ」と読みます。
「ふ」を「ぷ」と読むところを間違えないようにしましょう。