この記事では、「委嘱」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「委嘱」の正しい読み方は「いしょく」と「いぞく」どちら
「委嘱」の正しい読み方を考えるために、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを最初に説明します。
「委」の漢字の音読みは「イ」で、訓読みは「ゆだ(ねる)」です。
また「嘱」の漢字の音読みは「ショク」で、訓読みは「たの(む)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「いしょく」と読めることが分かります。
しかし、「嘱」の漢字には「ぞく」との読みがないことから、「いぞく」と読むことは出来ず、間違いではないかと思われます。
さて、「委嘱」の正しい読み方は「いしょく」と「いぞく」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「委嘱」の正しい読み方は「いしょく」で、「いぞく」と読むのは、先に漢字の個別の読みから推察した通り、間違いです。
「いぞく」と読み間違えるのは、「嘱」の漢字の「つくり」の「属」の音読みが「ぞく」で、これと勘違いされたことによるものと考えられます。
「委嘱」の意味
「委嘱」とは、「仕事などを部外の人に依頼すること」を意味する言葉です。
「委嘱」の言葉の使い方や使われ方
・『コマーシャルソングの作成を、最近人気上昇中のシンガーソングライターに委嘱した』
・『社員を創造的な仕事に集中させるため、ルーティン的な事務業務は、外部に委嘱しています』
・『彼は3社の社外取締役を委嘱されています』
まとめ
「委嘱」の正しい読み方は「いしょく」で、「いぞく」と読むのは間違いです。
また、この「委嘱」とは、「仕事などを部外の人に依頼すること」を意味する言葉です。