この記事では、「家鴨」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「家鴨」の正しい読み方は「あひる」と「いえがも」どちら
「家鴨」は「あひる」と読み、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「家」の訓読みは「いえ・や・うち」、「鴨」の訓読みは「かも」ですが、「いえがも」という読み方はありません。
正しい読み方の結論
「家鴨」の正しい読み方は「あひる」で、「いえがも」とは読みません。
「家鴨」の意味
「家鴨」は、野生の「マガモ」を飼いならして改良した品種で、マガモよりも体が大きく重くなり、翼が弱小化して長距離を飛べなくなったものです。
中国から伝わり、家禽(かきん)として卵や肉を食用にしたり、羽毛を利用するなど重宝されています。
「あひる」の語源には以下の2つがあります。
1つ目は「足広(アシヒロ)」が「あひろ」「あひる」に変化したという説で、「あひる」の足は水掻きが付いていて広く大きいことに由来しています。
2つ目は「はしひろ」という言葉で、くちばしが広いことに由来しています。
「家鴨」の漢字は、「家で飼いならされたマガモ(真鴨)」という意味で当てはめられました。
「家鴨」の言葉の使い方や使われ方
「家鴨」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『家鴨の卵はにわとりの卵よりも大きい』
・『彼女は家鴨口(あひるぐち)をすればモテると思っている』
・『公園につがいの家鴨が泳いでいる』
まとめ
今回は「家鴨」の読み方について紹介しました。
「家鴨」の正しい読み方は「あひる」で、「いえがも」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。