この記事では、「寄居虫」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「寄居虫」の正しい読み方
「寄居虫」は「やどかり」と読みます。
また「ごうな」と呼ぶこともあります。
各漢字に「やどかり」「ごうな」と読める要素はなく、「やどかり」「ごうな」に漢字の「寄居虫」があててあります。
「寄居虫」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「寄居虫」は、言葉そのものを知らなければ正しく読むことはまず難しいでしょう。
「寄」は「キ、よる」「居」は「キョ、いる」、「虫」は「チュウ、むし」と読むことから「寄居虫」を「ききょちゅう」「よりいむし」と読んだり、また、言葉が「寄生虫」に似ていることから「きせいちゅう」と読み間違えたりする可能性があります。
「寄居虫」について説明
「寄居虫(やどかり)」は、ヤドカリ上科に属する甲殻類のうち、巻貝を背負って過ごす習性を持つ海の生物です。
広義にはエビやカニの仲間であり、10本の脚と大きく発達したハサミ脚を持ち、身を守るために空の巻貝を住まいにして過ごします。
また、体が成長して貝殻がきつくなると、大きな貝殻に引っ越す習性があります。
その様子から「宿借り」に由来して「やどかり」と呼ばれるようになりました。
漢字の「虫」は昆虫のほか貝類も意味しており、後から「寄居虫」と漢字があてられました。
また「かみな」と呼ばれていたことから転じて「ごうな」とも呼ばれるようになっています。
まとめ
「寄居虫」はやどかりと読みます。
「寄居虫」という漢字を見ただけでは、それがやどかりを意味しているように見えないかもしれません。
しかし読み方を知ってから漢字を見ると、やどかりと読むことが納得できることでしょう。