この記事では、「密教」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「密教」の正しい読み方は「みっきょう」と「みつきょう」どちら
「密教」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「密」の漢字の音読みは「ミツ」で、訓読みはありません。
また、「教」の漢字の音読みは「キョウ」で、訓読みは「おし(える)・おそ(わる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「みつきょう」と読めることが分かります。
しかし、「密」の漢字に「みっ」との読みがないことから、「みっきょう」と読むことは難しいのではないかと思われます。
さて、「密教」の正しい読み方は「みっきょう」と「みつきょう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「密教」の正しい読み方は「みっきょう」で、「みつきょう」と読むのは間違いです。
先に「密」の漢字に「みっ」との読みがないことから、「みっきょう」と読むことは難しいのではと記しましたが、こちらが正しい読み方と言うことです。
実はこれは、発音を容易にするための促音化により、「つ」が詰まった「っ」に音変化したことによるものです。
声を出して、「みっきょう」と「みつきょう」を読めば、「みっきょう」の方が読みやすいことが理解できると思います。
「密教」の意味
「密教」とは「仏教において、大日如来を本尊とする深遠秘密の教えのことで、日本では真言宗と天台宗がその代表宗派のこと」を意味する言葉です。
「密教」の言葉の使い方や使われ方
・『この曼荼羅には、真言密教の教えが凝縮されています』
・『これは平安時代の貴族に信仰が広まった密教と共に花開いた、密教芸術の傑作です』
まとめ
「密教」の正しい読み方は「みっきょう」で、「みつきょう」と読むのは間違いです。
また、この「密教」とは「仏教において、大日如来を本尊とする深遠秘密の教えのことで、日本では真言宗と天台宗がその代表宗派のこと」を意味する言葉です。