この記事では、「寝穢い」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「寝穢い」の正しい読み方は「ねずらい」と「いぎたない」どちら
「寝穢い」の読み方は「いぎたない」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「寝」は音読みで「しん」、訓読みで「ね(る)・ ね(かす)・みたまや・や(める)・ みにく(い)」と読み、「い」という読み方はありません。
「穢」は音読みで「わい・あい・え」、訓読みで「けが(れる)・きたな(い)・あ(れる) わる(い)」と読みます。
従って「ねずらい」という読み方はしません。
正しい読み方の結論
「寝穢い」の正しい読み方は「いぎたない」で、「ねずらい」とは読みません。
「寝穢い」の意味
「寝穢い」の意味は「深く眠り込んでいてなかなか起きない様子」「寝相が悪い様子」です。
「寝」は古語で「寝る(ねる)」という意味、「穢い」は「わるい」という意味で、「寝ている様子がだらしなく醜いこと」という意味で使われる様になりました。
あくまで寝ている様子が悪いことに使われる言葉で、「寝穢い」を「居穢い」と表記して「行儀が悪い」という意味で使うのは誤りです。
「寝穢い」の言葉の使い方や使われ方
「寝穢い」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女は寝穢いせいで彼氏にフラれた』
・『夫は飲み会の翌日はいつも寝穢い』
・『子供が寝穢いのはかわらしく見える』
まとめ
今回は「寝穢い」の読み方について紹介しました。
「寝穢い」の正しい読み方は「いぎたない」で、「ねずらい」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。