この記事では、「専守」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「専守」の正しい読み方は「せんしゅ」と「せんまも」どちら
「専守」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「専」の漢字の音読みは「セン」で、訓読みは「もっぱ(ら)」です。
また、次の「守」の漢字の音読みは「シュ・ス」で、訓読みは「まも(る)・も(り)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「せんしゅ」と読めることが分かります。
また、音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「せんまも」と読める可能性があることも分かります。
しかし、どちらの読み方が正しいかは、ここから判断することは出来ません。
さて、「専守」の正しい読み方は「せんしゅ」と「せんまも」の、いずれなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「専守」の正しい読み方は「せんしゅ」で、「せんまも」と読むのは間違いです。
この「専守」の熟語の読み方としては、少し特殊な重箱読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいと言うことです。
ちなみに、「守」の漢字を訓読みの「もり」と読ませる熟語としては「守役」「子守」「関守」等が挙げられますが、「まも」と読ませる熟語は、辞書を調べても見当たりませんでした。
「専守」の意味
「専守」とは、「守備や守りを専門とすること」を意味する言葉で、防衛の在り方を表現する「専守防衛」の用語として見聞きすることが多い言葉です。
「専守」の言葉の使い方や使われ方
・『日本の防衛は、専守防衛が基本スタンスです』
・『バレーボールのリベロは、専守が役割で攻撃は行えない』
まとめ
「専守」の正しい読み方は「せんしゅ」で、「せんまも」と読むのは間違いです。
また、この「専守」とは、「守備や守りを専門とすること」を意味する言葉です。