この記事では、「専横」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「専横」の正しい読み方は「せんおう」と「せんよこ」どちら
「専横」は政治やビジネスの話題で目にすることのある用語ですが、読み方は「せんおう」と「せんよこ」のどちらが正しいのでしょうか。
正しい読み方の結論
「専横」の正しい読み方は「せんおう」です。
「専」(セン)と「横」(オウ)を音読み同士で組み合わせて読みます。
「横」は訓読みで「よこ」と読みますが「専横」を「せんよこ」とは読みません。
「専横」の意味
「専横」の意味は「自分の好き勝手に振る舞うこと」です。
使われている漢字の意味を見てみると「専」には「ひとりじめにする」、「横」には「わがまま」という意味があり、また共通して「ほしいまま」という意味を持ち併せています。
このことからも、これらを組み合わせた「専横」は「ほしいままにものを一人占めする、わがままな様子」を表していることがうかがえます。
「専横」は文字だけを見た限りではマイナスのイメージは伝わってこない言葉ですが、好き勝手でわがままに振る舞う様子を表し、悪い意味しか持ちません。
類語には「自分勝手に振る舞うこと」を意味する「横暴」(おうぼう)があります。
「横暴」も漢字の「横」が付き、「ほしいまま」というニュアンスを含みますが「権力や暴力に任せて」という意味を持つところが「専横」とは少し異なっています。
「専横」の言葉の使い方や使われ方
・『専横な振る舞いをする上司』
・『問題の多い経営トップの専横を見逃すことはできない』
・『市の専横的な政策を非難する』
まとめ
「専横」は「自分の好き勝手に振る舞うこと」を意味し「せんおう」と読みます。
政治やビジネスの話題で用いることが多く、日常会話ではあまり目にすることのない言葉なので、読み方に戸惑う方が多いかもしれません。
意味と正しい読み方を覚えておくと安心です。