この記事では、「小童」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「小童」の正しい読み方は「しょうどう」と「こわっぱ」どちら
「小童」には4つの読み方があります。
1つ目は「こじょく」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「こわっぱ」で、こちらも熟字訓になります。
3つ目は「こわらわ」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方で、「小」の訓読みは「ちい(さい)・こ・お・さ」で、「童」の訓読みは「わらべ・わらわ」です。
4つ目は「しょうどう」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方で、「小」の音読みは「しょう」のみ、「童」の音読みは「とう・どう」です。
正しい読み方の結論
「小童」の正しい読み方は「こじょく」「こわっぱ」「こわらわ」「しょうどう」の4つです。
ただし、読み方により多少意味が違ってきます。
「小童」の意味
「小童」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「こじょく」と読む場合「江戸時代に、芸者の元で見習い・雑用をした女児」「子供を雑に言う言葉」「ちっぽけな様子」という意味です。
「こじょく」の語源は「小職(こじょく)」という言葉で、芸者の元で見習いをしたり、雑用をしたりした女児のことです。
「こわっぱ」と読む場合「子供や未熟者を見下す言葉」という意味です。
「こわっぱ」は「こわらわ」が変化した言葉です。
「こわらわ」と読む場合、「子供の俗称」という意味です。
「しょうどう」と読む場合「年少の男子」「男児の召使い」という意味です。
「小童」の言葉の使い方や使われ方
「小童」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『小童(こわっぱ)が生意気な口をきく』
・『小童(こわらわ)たちが元気よく遊んでいる』
・『小童(しょうどう)にお使いを言いつける』
まとめ
今回は「小童」の読み方について紹介しました。
「小童」は「こじょく」「こわっぱ」「こわらわ」「しょうどう」の4つの読み方があり、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。