「居直」とは何を表す言葉でどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「居直」の正しい読み方と意味について解説します。
「居直」の正しい読み方は「いなお」と「いちょく」どちら
「居直」という言葉の読み方を漢字それぞれの読みを当てはめて考えてみると「いなお」と「いちょく」の2つが候補になります。
「いなお」と「いちょく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「居直」の正しい読み方は「いなお」です。
「居」には「居所」【いどころ】「長居」【ながい】など「い」と読みます。
「直」は「仲直り」【なかなおり】「素直」【すなお】など「なお」と読むほか、「直接」【ちょくせつ】「愚直」【ぐちょく】など「ちょく」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「いなお」と「いちょく」のうち「居直」の正しい読み方は「いなお」です。
「居直」の意味
「居直」とは、「居直る」という形で使う言葉で「急に態度を変えること」という意味になります。
元々は座りなおす様子を表す言葉でしたが、座り直し身を落ち着けてからあらためて行動にでるさまが多いことから転じて「それまでの態度を急変させること」という意味で使われている表現です。
一般的にはそれまでの殊勝な態度から図々しい態度への変化を表す意味で使うことが多く、物分かりの良さそうな態度から一変して強気な言動に出る様子を表しています。
「居直」の言葉の使い方や使われ方
・『居直り強盗が出た』
・『犯人は悪びれもせずに居直っている』
・『居直った態度がさらに怒りを増幅させた』
まとめ
「居直」の読み方は「いなお」で「いちょく」とは読みません。
基本的にいい意味では使わない表現なので正しい意味と読み方に加えニュアンスも理解して使いましょう。