「層なる」という言葉はどのような状態を表し何と読めば正しい読み方になるのでしょうか。
今回は、「層なる」の正しい読み方と意味について解説します。
「層なる」の正しい読み方は「かさなる」と「そうなる」どちら
「層なる」という言葉の読み方を考えると「かさなる」と「そうなる」のどちらかだと思われます。
「かさなる」と「そうなる」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「層なる」の正しい読み方は「かさなる」です。
「層」には「層なる」【かさなる】という読み方と、「階層」【かいそう】「地層」【ちそう】など「そう」という読み方があります。
送り仮名がつく場合は訓読みで読むので音読みの「そう」を当てはめた「そうなる」ではなく訓読みの「かさなる」が「層なる」の正しい読み方です。
「層なる」の意味
「層なる」とは、「ある物の上に別の物がくること」を意味する言葉です。
物と物が上に乗るようにして多くなる様子を表し、一般的に「かさなる」は「重なる」と書きますが「層なる」も正しい表記です。
「重なる」と「層なる」は基本的に同じ意味であり物が物の上に位置している様子を表すのが「重なる」、物が物の上に位置し層を形成するような状態になっているのが「層なる」というように使い分けられています。
同じような性質や形状をした者同士が上下の関係にある様子を指す時に「層なる」表現が用いられます。
「層なる」の言葉の使い方や使われ方
・『いつもの建物の影が層なる』
・『何十枚ものの書類が層なる』
・『肉とチーズが層なることでより美味しくなる』
まとめ
「層なる」は「かさなる」と読むのが正しく「そうなる」は誤った読み方です。
読み間違えやすい言葉なので正しい読み方と意味を覚えておきましょう。
