この記事では、「巻物」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「巻物」の正しい読み方は「まきもの」と「まきぶつ」どちら
普段使う機会が少ない言葉は、漢字の読み方に迷うことがあります。
では「巻物」は何と読むのでしょうか。
解説をします。
正しい読み方の結論
正しくは「まきもの」です。
「巻」は、音読みで「カン」「ケン」、訓読みで「まく」「まき」と読む漢字です。
人の名前に使うときには「まる」とも読みます。
「物」は、音読みで「ブツ」「モツ」、訓読みで「もの」と読む漢字です。
人の名前に使うときには「たね」とも読みます。
「物」は「もの」とも「ぶつ」とも読むことができるので、「巻物」は「まきもの」とも「まきぶつ」とも読めそうです。
しかし、「まきぶつ」という言葉はなく、「巻物」を「まきぶつ」とは読みません。
この場合は、「巻」を「まき」、「物」を「もの」と読んで、「まきもの」と読みます。
「巻物」の意味
この言葉には4つの意味があります。
1つめは、書画などをかいた長い紙を仕立てて軸に巻いたものです。
旅館などに行くと、床の間に書画などがかけられています。
あのような、書画などをかいた横に長く、軸で巻くものを意味します。
2つめは巻子本のことです。
紙や布などを横に長くつなげて、端に軸をつけて巻けるようにしたものを意味します。
機械によって製本していない本です。
3つめは軸に巻いた反物です。
反物は和服に使用されます。
4つめは巻きずしのことです。
のりの上にすし飯や具材をのせて、端から巻いた食べものを指します。
「巻物」の言葉の使い方や使われ方
・『巻物を広げる』
まとめ
この言葉の正しい読み方は「まきもの」です。
複数の意味を持っています。