この記事では、「常節」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「常節」の正しい読み方は「とこぶし」と「じょうせつ」どちら
「常」という漢字は訓読みでは「つね」や「とこ」と読み、音読みでは「じょう」と読みます。
そして、「節」という漢字は訓読みでは「ふし」などと読み、音読みでは「せつ」や「せち」と読みます。
「常節」の場合、「常」と「節」両方に訓読みを当て、「節」の音を少し変化させた「とこぶし」が正しい読み方であり、音読みを当てた「じょうせつ」という読み方は誤用になります。
正しい読み方の結論
「常節」の正しい読み方は「とこぶし」になります。
「常節」の意味
「常節」とはミミガイ科トコブシ属に分類される巻貝の一種です。
「常節」は日本固有亜種であり、その名称は海底の岩に臥したように付着していることに因んで付けられたそうです。
地方によっては鹿児島県の種子島では「ナガラメ」や「ナガレコ」、三重県の志摩地方では「ゴケンヨ」と呼ばれています。
「ナガラメ」や「ナガレコ」という名称は「常節」が隠れている石を裏返すと、滑るように逃げ出すことに因んでいるそうです。
「ゴケンジョ」は「後家の女」という意味であり、殻が一見二枚貝のものに似ているのに、実際は1枚しかない様を未亡人(後家)に例えたことに因んでいます。
「常節」の言葉の使い方や使われ方
・『常節は煮つけにして食べるのが美味しい』
・『巻貝である常節は二枚貝類が持つ貝毒と呼ばれる毒性成分を持たない』
・『常節はアワビとそっくりな外見をしている』
まとめ
・「常節」の正しい読み方は「とこぶし」になります。
・「常節」とはミミガイ科トコブシ属に分類される巻貝の一種です。