この記事では、「広汎」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「広汎」の正しい読み方は「こうぼん」と「こうはん」どちら
「広」という漢字は訓読みでは「広(ひろ)い」と読み、音読みでは「こう」と読みます。
そして、「汎」という漢字は音読みで「はん」と読み、基本的にはこの音読みでのみ用いられています。
「広汎」の場合、「広」と「汎」それぞれに音読みを当てるのですが、「汎」を「ぼん」と読む用法はないので、「こうはん」と読むのが正解です。
ちなみに、「ぼん」の読みを持つ漢字に「凡」がありますが、「汎」と字体が似ているので混同しないように注意しましょう。
正しい読み方の結論
「広汎」の正しい読み方は「こうはん」になります。
「広汎」の意味
「広汎」とは、「広く行き渡るさま」や「力や勢いの及ぶ勢力が広いさま」を意味する言葉であり、別の漢字を用いて「広範」と表記することもできます。
「広汎」の類義語には、「広々とした」や「手広い」、「広大」や「大規模」などがあります。
「広」には「広い」や「広げる」、「広める」、「行き渡らせる」、「長さ」などの意味が含まれる漢字です。
そして、「汎」も同じく「広い」や「広く行き渡る」などの意味が含まれる漢字になります。
「広汎」の言葉の使い方や使われ方
・『彼の広汎な知識には頭が下がる』
・『小さな町から始まった活動は、やがて広汎な規模に影響を与えた』
・『彼女の政治的影響力は広範に及んでいた』
まとめ
・「広汎」の正しい読み方は「こうはん」になります。
・「広汎」とは、「広く行き渡るさま」や「力や勢いの及ぶ勢力が広いさま」を意味する言葉であり、別の漢字を用いて「広範」と表記することもできます。