この記事では、「弁える」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「弁える」の正しい読み方は「わきまえる」と「うろたえる」どちら
「弁える」の正しい読み方を考えるために、最初に、「弁」の漢字の読みを漢字辞典で確認します。
「弁」の漢字の音読みは「ベン」で、訓読みは常用漢字外の読みですが、「わきま(える)・はなびら・かた(る)」と記載されています。
ここから、「弁える」は「わきまえる」と読むことが出来ることが分かります。
しかし、「うろたえる」とは読めそうにないことも分かります。
さて、「弁える」の正しい読み方は「わきまえる」と「うろたえる」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、先に推察した通り、「弁える」の正しい読み方は「わきまえる」で、「うろたえる」と読むのは、明らかに間違いです。
「うろたえる」と読む言葉として、「どうしてよいか分からず、慌て迷うこと」を意味する「狼狽える」が思い浮かびます。
この言葉の読み方はいわゆる「熟字訓」で難読と言えます。
「狼狽える」との表記も分からず、そこからあてずっぽうで「弁える」を
「うろたえる」と読み間違えられることがあるのではと推察されます。
「弁える」の意味
「弁える」とは、「物事の違いを見分けることや、物事の道理をよく心得ていること」を意味する言葉です。
「弁える」の言葉の使い方や使われ方
・『あの子はまだ小学生ですが、場所を弁えた行動がしっかりと行えています』
・『彼は、場所や立場を弁えず、常に自分の言いたいことをズケズケと話すために、非常識な奴だと陰口されています』
まとめ
「弁える」の正しい読み方は「わきまえる」で、「うろたえる」と読むのは間違いです。
また、この「弁える」とは、「物事の違いを見分けることや、物事の道理をよく心得ていること」を意味する言葉です。