この記事では、「形相」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「形相」の正しい読み方は「けいそう」と「ぎょうそう」どちら
「形相」には2つの読み方があります。
1つ目は「けいそう」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「ぎょうそう」で、こちらも音読みになります。
「形」の音読みは「けい・ぎょう」で、「相」の音読みは「そう・しょう」です。
正しい読み方の結論
「形相」は「けいそう」「ぎょうそう」どちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「形相」の意味
「形相」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「けいそう」と読む場合、「外から見た姿や形」「哲学用語で、アリストテレスの思想により、質料を限定して現実的なものとする考え方のこと」という意味です。
基本的に、客観的な事柄や学術的な事柄に使われる言葉です。
「ぎょうそう」と読む場合、「特に、怒りや嫉妬など激しい感情の現れた顔つき」という意味です。
基本的に、人に対して使われ、強い感情が現れた表情に使われる言葉です。
「形相」の言葉の使い方や使われ方
「形相」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『この物体は自然界のものとは思えない形相(けいそう)をしている』
・『彼女は鬼の形相(ぎょうそう)で彼氏を責め立てた』
・『契約を逃したと聞いていきいなり上司の形相(ぎょうそう)が変わる』
まとめ
今回は「形相」の読み方について紹介しました。
「形相」は「けいそう」も「ぎょうそう」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。