この記事では、「徒ならぬ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「徒ならぬ」の正しい読み方は「とならぬ」と「ただならぬ」どちら
徒ならぬの文字を見た人の中には思わず、とならぬと読んでしまう人もいるものです。
確かに徒の漢字には、との読みがあるので、後ろのならぬと合わせて徒ならぬを、とならぬと読んでしまう事自体は、理解出来なくもありません。
所が徒ならぬを、とならぬと読むのは間違いで、ただならぬと読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
徒ならぬは、ただならぬと読むべき言葉です。
というのも徒の漢字には、とという読み以外に、ただという読みも持っています。
以上の事から徒の漢字の、ただ読みと、後に続く平仮名の、ならぬを組み合わせる事によって徒ならぬは、ただならぬと読む事が可能です。
「徒ならぬ」の意味
徒ならぬは、普通や何事もなくそのままである、といった意味を有している徒の漢字に、平仮名のならぬを付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ徒ならぬは、普通ではないや通常とは違うといった意味を表すのです。
「徒ならぬ」の言葉の使い方や使われ方
・『私が恐れていた通り、我々は徒ならぬ事態に陥ってしまった様です』
・『夜中に徒ならぬ物音を耳にして、目が覚めたのを覚えています』
・『彼女が徒ならぬ様子で、家を飛び出して行くのを見ました』
まとめ
徒の漢字には単体で、とという読みが存在しています。
なので徒ならぬの文字を見て、とならぬと読んでしまう人も中にはいるものです。
ですが残念ながら徒ならぬを、とならぬと読むのは誤りで、ただならぬと読むのが正解な言葉となっています。
更にそんな徒ならぬは、通常の様子と異なるとか普通ではない、といった意味を示す際に、用いられる言葉です。