この記事では、「徒然草」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「徒然草」の正しい読み方は「つれづれぐさ」
「徒然草」の正しい読み方は「つれづれぐさ」となります。
「徒然草」は「徒然」を「つれづれ」、「草」を「ぐさ」と読みます。
「徒然草」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「徒然草」の「徒」は音読みで「ト」、「ズ」、訓読みで「かち」、「あだ」、「ともがら」、「むだ」、「ただ」、「いたずら(に)」と読みます。
また、「然」は音読みで「ゼン」、「ネン」、訓読みで「しか(し・して・も・らば・り)」、「も(える)」と読むことができます。
さらに、「草」は音読みで「ソウ」、訓読みで「くさ」と読んでいます。
そのため、「徒然草」を「とぜんぐさ」や「とねんそう」などと読まないように気を付けたいものです。
「徒然草」について説明
「徒然草」とは、鎌倉時代末期の随筆集で、卜部兼好(うらべのかねよし)の作品です。
卜部兼好の別名は、吉田兼好(よしだけんこう)、兼好法師(けんこうほうし)です。
「徒然草」の漢字の「徒」は「無駄」、「無益」、「何もない」などを意味しています。
また、「然」は「しかし」、「しかり」、「しかも」などを表しています。
「草」は「くさ」、「粗末な」、「下書き」、「草書」などの意味があります。
「徒然(つれづれ)」は何もすることがなくて、退屈なことを意味しています。
そして、「徒然草」の「草」は「草子」のことで、「冊子」を表しています。
まとめ
今回は「徒然草」についてご紹介してきました。
「徒然草」の正しい読み方や間違った読み方、または間違いやすい読み方を知ることで、言葉を適切に使えるようになるでしょう。