この記事では、「徳行」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「徳行」の正しい読み方
「徳行」の正しい読み方は「とくぎょう・とっこう」です。
「とく・ぎょう/とっ・こう」どちらも音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「徳」の音読みは「とく」ですが、「とっ」と読むのは促音化(そくおんか)です。
促音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、発音しやすくするため、前の語の語尾が「っ」に変化する文法です。
「徳行」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「徳行」は「とくゆき」「とくいき」などと間違って読まれることがあります。
「徳行」について説明
「徳行」の意味は以下の通りです。
「とくぎょう」と読む場合、「人格的に優れた、立派な行い」「仏教用語で、現世・来世に幸福をもたらす善い行い」という意味です。
「とっこう」と読む場合、「人格的に優れた、立派な行い」という意味です。
「徳行」は「名詞として「徳行を積む」「徳行を備える」「徳行のある人」などと使われます。
似た意味の言葉に「仁徳(じんとく)」があり、「他人に対して思いやりを持つこと」という意味です。
「徳行」は「人格的に優れた行い」、「仁徳」は「人に対する思いやりの心」という意味の違いがあります。
「徳行」の言葉の由来
「徳行」は漢字の意味から成り立つ語です。
「徳」は「りっぱな行いや品性」「人としてねうちのある行い」という意味、「行」は「おこな(う)」とも読み「いくこと」「ふるまう」という意味、「徳行」で「人として立派なおこないをすること」になります。
まとめ
今回は「徳行」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。