この記事では、「怒髪天」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「怒髪天」の正しい読み方は「どはつえん」と「どかみてん」どちら
「怒髪天」は「どはつてん」と読みます。
正しくは「怒髪天を衝く」で、「怒髪(どはつ)+天(てん)+を+衝く(つく)」で成り立ち、「どはつ」も「てん」も音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「どはつえん」「どかみてん」という読み方はしません。
正しい読み方の結論
「怒髪天」の正しい読み方は「どはつてん」です。
「どはつえん」「どかみてん」とは読みまません。
「怒髪天」の意味
「怒髪天」の意味は、「激しく怒る様子」のことです。
上記で紹介した通り、正しくは「怒髪天を衝く」という慣用句で、中国戦国時代の逸話から引用された言葉です。
秦(しん)の王が、趙(ちょう)の王に対して「和氏の璧(かしのへき)」という宝が欲しいと言い出し、条件として秦の城15個との交換を提示してきました。
小国の趙は大国の秦に逆らえず、家臣の藺相如(りんしょうじょ)を秦に交渉に向かわせました。
ところがやはり秦王は城15個を引き替えにするつもりはないと見抜いた藺相如は、怒りのあまりに被っていた冠が飛ぶほどの形相と勢いで、自らの頭と和氏の璧(かしのへき)を、壁に打ち付けたといいます。
ここから「怒りで冠が飛ぶほど髪の毛を逆立てる様子」として「怒髪天を衝く」という言葉が使われる様になりました。
「怒髪天」の言葉の使い方や使われ方
「怒髪天」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『両親を侮辱されて怒髪天の形相になる』
・『外車を傷付けられて怒髪天を衝くばかりに怒る』
・『子供同士のケンカで怒髪天になるモンペがいる』
まとめ
今回は「怒髪天」の読み方について紹介しました。
「怒髪天」の正しい読み方は「どはつてん」で、「どはつえん」「どかみてん」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。